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孤独な王と、拾われた少女/津谷さとみ/ミリー・アダムズ 【モンテ・ブランコ王国の兄マテオのお話】

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<ハーレクインコミックス>
9年前、ヒロインは親に捨てられ、ストリートチルドレンとして生きていた。あの日、車で通りかかった国王になったばかりのヒーローに助けられる。

それから9年間、ヒロインはヒーローの温情により家庭教師のもと知性を磨き、教養を身につけていった。

王族、シリーズもの


出典:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/

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孤独な王と、拾われた少女  試し読み

<登場人物>
リビア
・9年前、マテオに助けられる。
・現在、マテオの個人秘書。

マテオ・デラクルス
・モンテ・ブランコ王国の現国王。

ハビエル&バイオレット
・マテオの弟夫婦。
・バイオレットはマテオの元婚約者。

 

<レビュー(多少ネタバレあり)>
バイオレットが弟ハビエルと結婚したため国王であるマテオは、妻を必要としていました。

そこで自分の秘書のリビアに、

君が私の
妻になるんだ

出典:「孤独な王と、拾われた少女」

これをプロポーズと、とらえていいのでしょうね。業務命令のように淡々として、実にマテオらしい、お言葉だと思いました。即答でお断りするリビアもおもしろかったですけどね。

冷静沈着で感情を表情には決して出さず、周りに気を配りそのような自分を作り上げてきたマテオのそばで、素直な心のまま一途にリビアは支えていました。

リビアはその後、秘書をやめ宮殿を去ります。このあとに続くお話の展開はワクワクでした。

弟ハビエル同様、兄であるマテオは次期国王であったため、よけい幼い頃からつらい体験をしてきました。

そしてリビアも少数民族の出であり、森の民といわれ迫害を受けていました。

長い時を共にし、何も語らなくてもお2人の間には、確かな絆が生まれていたのだと思わずにはいられないシーンがいくつもありました。

そしてなぜマテオがリビアを「子ネズミ」と呼んでいるのか、ということも分かりました。リビアを子ネズミと呼ぶことでマテオは自分自身を奮い立たせているのかなと思いました。

国王である前に1人の男性として愛を自覚したマテオにとって、リビアと共に生きていく人生はすばらしき人生でしょうね。
それは国の繁栄にも、つながっていくだろうな~。こちらのお話も読み応えがあってイイお話でした。(こちらも内容は濃いです)

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