＜ハーレクインコミックス＞
愛を約束された町Ⅰ～Ⅵ／しのざき薫／デビ―・マッコーマー
Ⅱ 幸運を呼ぶキス
Ⅲ 待ちわびた告白
Ⅳ 西部のプリンセス
ⅴ 最初で最後のラブレター
Ⅵ 祝福の歌が聞こえる
＊テキサス州プロミスという小さな町を舞台に素朴でやさしい人たちの心あたたまるラブストーリー。
そしてずっと昔に見捨てられた町、「ビター・エンド」にまつわる数々のウワサ話と共に物語は始まる。
出典：https://renta.papy.co.jp/renta/
＜簡単あらすじ＞
一緒にいるとあたたかい気持ちにさせてくれるヒロイン。働き者でやさしく思いやりにあふれるヒーロー。薔薇の香りの天使に出会えたヒーローにとってそれは、つかの間幸せなひとときであった。
＜登場人物＞
サヴァンナ・ウェストン
・薔薇の通信販売をしている。
・兄グレイディと共にイエロー・ローズ牧場を営む。
ラシード・スミス
・故郷に帰る途中、
サヴァンナに会う。
・競走馬を育てるのが夢。
＜感想（ネタバレ注意）＞
サヴァンナが親友のキャロラインにラシードのことを、嬉しそうに話します。そんなサヴァンナを見てキャロラインはウエイド牧師のお説教を教えます。
神様が与えて
くださるチャンスを
逃して後悔
してはだめ
時には勇気も
必要だって！出典：「ゴーストタウンの薔薇」
その言葉を聞いたサヴァンナはラシードを思い浮かべます。2人の間にはゆっくりとした、やさしい時間が流れ日増しに親しくなっていきます。
居心地の良い関係が続いているかのように見えたのですがラシードは、そうもいかないようでした。ラシードが自分の心に正直になってよかったです。さわやかなラブストーリーでした。
＊ゴーストタウン、「ビターエンド」のことも随所に出てきます。
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＜簡単あらすじ＞
心地良く楽しい、この友人関係をこわしたくないヒロインとヒーロー。幼なじみの2人は4年前から親しく話すようになっていた。
なんでも話せる間柄に満足していたはずだったのに・・。
＜登場人物＞
エリー・フレイジャー
・亡き父から食料雑貨店を引き継ぐ。
グレン・パターソン
・兄キャルとロンサム・コヨーテ牧場を営む。
・エリーとは幼なじみ。
＜感想（ネタバレ注意）＞
2人はただの友だちと強調するのですが、一度のキスでお互い強く意識するようになっていくあたりから物語が展開しはじめます。
意識するとますますうまくいかないという面も見られましたが、それでも2人は幼なじみということもあって自然な流れで、心地良い関係から愛を知っていく変化がいいなと思いました。
グレンのやさしさと不器用さがとても新鮮でした。やはり一緒にいて楽しいということは大切ですね～。
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＜簡単あらすじ＞
会えばいつも口喧嘩ばかりしていたヒロインとヒーロー。不器用でロマンスに疎いヒーローはヒロインに好意を持っているのだが、どうしても踏み込めないでいた。
＜登場人物＞
キャロライン・ダニエルズ
・プロミスの郵便局長。
・シングルマザー。
グレイディ・ウェストン
・妹サヴァンナとイエロー・ローズ牧場を営む。
＜感想（ネタバレ注意）＞
グレイディとキャロラインは幼なじみだったようですね。教会でのディナーの誘いのときグレイディの遠回しのいい方にキャロラインは、ちょっと反応します。
そこでやっとグレイディは一緒に行こうといいます。キャロラインの嬉しそうな表情を見たグレイディは、照れていました。スキなシーンの一つです。
これで2人の距離が近づいたかに見えたのですが・・。もう一つグレイディは、弟のリチャードの件があり心は曇りがち。リチャードはⅠ～Ⅳに登場しているのですがまぁいろいろやらかします。
ある出来事を乗り越えた2人は、本当の家族になりました。ホッとしました。
＊「Ⅰ ゴーストタウンの薔薇」サヴァンナの兄グレイディのお話でした。
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＜簡単あらすじ＞
素直で明るい新米の女医のヒロインは恋をしているヒマがなかった。婚約解消依頼、女性を寄せ付けないカウボーイのヒーロー。乗馬レッスンから、始まった運命の扉は少しずつ開いていった。
＜登場人物＞
ジェーン・ディキソン
・プロミスに、赴任してきた医師。
キャル・パターソン
・弟グレンとロンサム・コヨーテ牧場を営む。
＜感想（ネタバレ注意）＞
3年間、期限付きでプロミスにいるジェーンに対してキャルは自分を強く自制します。しかし、
彼女といると
自分が自分で
なくなるー出典：「西部のプリンセス」
という思いに気付きます。惹かれ合う2人の間に未来がないとしても今、この瞬間の情熱を止められないー。そんな2人はロマンティックなときを過ごします。
「今、この瞬間」という思い、いい響きですね。臆病になっているキャルに自分の思いをぶつけるジェーンの行動は、まさに愛を表現していてステキでした。
＊「Ⅱ 幸運を呼ぶキス」グレンの兄キャルのお話でした。
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＜簡単あらすじ＞
飾らない笑顔がステキなヒロインは料理上手なシングルマザー。やさしいまなざしで、ほほ笑むさわやかなヒーローは冒険小説家。見捨てられた町ビターエンドのナゾを解き明かしながら親密になっていく。
＜登場人物＞
ネル・ビショップ
・ツイン・キャニオン牧場を営む。
・シングルマザー。
トラヴィス・グランド
・ニューヨーク在住の作家。
・取材のためプロミスに滞在。
＜感想（ネタバレ注意）＞
以前からトラヴィスは、ゴーストタウンに興味があったといいます。リチャードから一度、ビターエンドの話を聞きプロミスにやってきました。
・どうして住人に捨てられたのか。
・町に何が起きたのか。
ネルとトラヴィスはビターエンドへ行き、様々な調査をしてナゾを解いていきます。
この他にもネルの手料理をおいしそうに食べるトラヴィスの笑顔や、ネルとネルの子供たちとトラヴィスとのほのぼのシーンなどおもしろかったです。シリーズの中で一番スキです。
そしてタイトルの最初で最後のラブレター、そのレターには2人の正直な気持ちがただひとこと、ありました。ステキですよね～。語られてきたビターエンドについても解明されてスッキリです。
出典：https://renta.papy.co.jp/renta/
＜簡単あらすじ＞
純真無垢で天使のようなヒロイン。新しい人生を始めようとするヒロインに奇跡のサポートをするヒーロー。ビターエンドに導かれた2人の愛は祝福の歌と共に未来へとつづいていく。
＜登場人物＞
エイミー・ソーントン
・身重で一人プロミスへ。
ウエイド・マクラミン
・牧師。
＜感想（ネタバレ注意）＞
エイミーはマクラミン牧師と話していると、
望みがなんであれ
叶うような
気がする
神に願いを
聞き届けて
もらえるんじゃ
ないかってー・・・出典：「祝福の歌が聞こえる」
そう思ったエイミーは住む家も仕事もなくまた身重な上、ただ一人不安の中にいました。
そんな不安でたまらなかったエイミーに希望を与えてくれたマクラミン牧師や、町の人たちのあたたかさの中でエイミーは充実した日々を過ごしていきます。とても幸せそうです。
神秘的な雰囲気が漂うステキで感動的なラストでした。感無量って感じです。
Ⅰ～Ⅵを通してビターエンドに導かれたヒロイン達の愛あふれる不思議なお話でした。おもしろかったです。
