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夜明けを待ちわびて➀②/藤田和子/J・R・ウォード

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<ハーレクインコミックス>
夜明けを待ちわびて➀
ビジネス街では眠らないスゴイ奴と揶揄されているヒーローは過去の出来事が心の中に孤独な闇のまま強く残っていた。

そんな中、父の亡き後ヒロインと出会う。

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夜明けを待ちわびて②
人に寄り添う、そして許すことの尊さを知る心やさしいヒロインから、穏やかな愛を受け取るヒーロー。

そんなヒーローの心が愛という光りで満たされたとき闇は忘却の彼方へ消え去るだろう。

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<出会い>
ある日、リジーの家主であるエディが突然、胸の苦しみを訴えたためリジーは急いで救急車を呼び病院に付き添う。

手当てのかいもむなしくエディは息を引き取る。リジーは息子ショーンへ電話をした。
ショーンは冷静さを保っていたが心の中では激しく動揺していた。
『あいつが死んだ』
ショーンは久しぶりに生まれた街に帰ってきた。しかし吐き気をもよおすほどの出来事を思いださせることであった。


<登場人物>
リジー(エリザベス)・ボンド
・看護師。

ショーン・オバニオン
・買収&合併専門。

エディ・オバニオン
・ショーンの父。
・リジーの家主。


<レビュー>
(多少ネタバレあり)
ショーンには他に兄マックと弟ビリーがいます。3兄弟に共通する壮絶な過去、毎日が地獄だったという・・・。そして大人になっても悪夢を見るショーン。なんだかこういうのは、胸が痛むのです。

仕事で成功していても、心の中は凍てついたままのショーンは、どこか寂しさが漂っているように見えました。

父を看取ったリジーに出会い屈託のない純粋で、やさしいリジーに癒されていきます。

きみと
夜明けを迎えるのは
すばらしいんだ

出典:「夜明けを待ちわびて➀②」

そんなふうにショーンは思うのです。このシーンはショーンの素直な気持ちがそのまま出ているような気がしました。そしてリジーはショーンに、

人はね
誰だって人生から
善なるものを
受け取る資格が
あるのよ
そう
誰でも

あなたには
やさしさとあたたかさと
愛を受け取る資格が
あるのよ

出典:「夜明けを待ちわびて➀②」

心に響いてくるリジーの言葉でした。

リジーの飾らない愛情はショーンのみならず周りの人たちをも包み込んでしまう、あたたかさがそこにありました。
穏やかな気持ちにさせてくれるリジーの言葉の一つ一つに、私も包み込まれました。

➀②なのでボリュームがあり印象的なエピソードもたくさんあって、なによりお2人の惹かれ合っていく様子が、自然体でスキです。

読み応えのある感動のステキなラブストーリーでした。