<ハーレクインコミックス>
秘密のサンタクロース/秋元奈美/デイ・ラクレア
これは1人の病弱な女の子が、ある絵本を通して、起こした奇跡のお話でもある。
クリスマスの日に、女の子の願いをかなえるためヒーローは、その絵本作家の女性を探していた。
と同時にヒーロー自身も長い間、探しつづけている。
<登場人物>
ジャクリーン・ランデル
・愛称 ジャック。
・絵本作家。
・ペンネームはジャック・ラビット。
マサイアス・ブラックストーン
・会社経営(仲介業)
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
ジャックは、次回作の構想中でした。そこへ現れた漆黒に身を包んだマサイアスと、目が合った瞬間、ジャックは描きたかった理想のドラゴン像を、マサイアスの中に見たのでした。
家族での会食後もジャックは、マサイアスを食い入るようにジーっと観察していました。
その様子をマサイアスが、実は気付いていたという何気ないやりとりが、なんだかスキです。
色のない黒い色を好み、その世界に住んでいるマサイアスは、つらい過去によって色彩が失われたようです。
ジャックも3年前のある出来事により、素性を隠し自分のアトリエに、引きこもる日々を送っていました。
そんな2人が、運命の巡り合わせで出会い、ジャックによってマサイアスの日々が、少しずつ鮮やかな色彩に彩られていく様子は、せつないシーンもありましたが感動的です。
この本を読むと、クリスマスの日にはきっと、この世のどこかで、こんな奇跡が起こっているのではないかと思わせてくれる、そんなすばらしい内容でした。
なんども読み返してはステキだな~いいな~と思いつつ癒された私です。
キャンドルを消す前に/牧あけみ/デイ・ラクレア
(ジャックの妹のお話)
これは本の中の物語を信じている5歳の女の子の話でもある。
秘密のプロジェクトのため、ある場所にいたヒロインを、たまたまみつけた女の子。
本の中の妖精が、ヒロインにそっくりだったため女の子は、ますますヒロインを妖精だと信じる。『ママができますように』それは純粋な女の子の、誕生日の願い事だった。
しかし父親であるヒーローは妖精なんて作り話を、信じさせたくなかったのである。
<登場人物>
ジル・ジャスティス・ランデル
・愛称 JJ。・絵本の妖精のモデル。
レイヴァン・シエラ
・牧場主。
リヴァー・シエラ
レイヴァンの娘。
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
リヴァーが中心となって話が進んでいきます。
おとぎ話だというにはたやすい、だけど幼い頃に抱いたあの純粋な気持ち、置き忘れてきたかもしれない何かを、思いだしてしまいました。
本の中の妖精のモデルがJJであり、その本の作者はJJの姉です。
JJに出会ったことによりリヴァーにとって信じるに値するほど、説得力のあることだったのでしょうね。
その分、父親であるレイヴァンは頭を、かかえてしまいますけどね。
アクシデントが発生し、3人は山小屋で過ごすことになります。とても楽しそうで幸せそうでした。そうやって2人は自然に接近していきます。
リヴァーがドラゴンに、願い事を叶えてもらうために、ドラゴンに捧げる7つの贈り物をみつけていく様子もスキです。
コンピューターシステムのジェムという存在も一役買っていて、夢のあるお話に楽しい気分になれました 。
*この2作品は発売日が異なりますが、ストーリーの流れを読んで、この順番にしました。ご了承ください。
