＜ハーレクインコミックス＞
8歳のとき両親を亡くし、養母に育てられたヒロインはいつもヒーローの後姿を追いかけていた。遠いあの日々2人は仲良く過ごし、そして少しずつ成長を共にしてきたのだった。
ヒーローから冷たく拒絶された８年前のあの夜。それはヒロインにとって、忘れられない出来事となっていた。やがて月日が経ち、あるパーティー会場で2人は再会してしまう。
出典：https://ebookjapan.yahoo.co.jp/
＜登場人物＞
カーラ・ロバーツ
・インテリアデザイナー。
マシュー・バーン
・弁護士。
サリー・ロイド
・恋人紹介所 経営。
・カーラの育ての親。
＜レビュー（多少ネタバレあり）＞
カーラの養母が主催するパーティー会場で、マシューとカーラは再会します。マシューから恋人のふりをしてほしいといわれ、カーラには事情があったため引き受けます。
2人は仲のいい恋人同士を演じていきます。だけどそれはカーラにとって苦しいものでした。過去の恋愛経験を思いだし、
マシューのような
瞳の人
マシューと同じ
仕事の人
マシューに似た
･････････
いつもそんな人
ばかりを探していたのよ出典：「雇われた恋人」
カーラの本当の思いが、見えるようです。なんてせつない思いなのでしょうか。そんな複雑な思いを隠したまま生きてきたのでしょうね。
その後、ただ追いかけているだけからマシューの内面を見るようになっていくカーラは、何かに気付いていきます。この気付きって大切なような気がします。気付かされることでカーラは、また一つ成長できたのかもしれません。
幼なじみのお2人のせつなくてピュアでキュートなお話で楽しかったです。
そしてカーラを愛情いっぱいに、育ててくれた養母サリーのお2人に対する思いにも癒されました。見守ってくれている人がいるというのは心強いですよね。
