愛の迷い子／しのざき薫／キャロル・モーティマー

＜ハーレクインコミックス＞
やさしく、しっかり者のヒロインの元に、親友からヘルプの電話。頑固で堅物のヒーローの前で気まぐれで、いい加減な人間を演じてほしいとお願いされる。

ためらうヒロインに親友は、ある条件を付け加えた。親友の夢のためにそして自分の夢が、叶うかもしれないー。がんばろうと決意するヒロインだった。

出典：https://ebookjapan.yahoo.co.jp/

愛の迷い子　試し読み

＜登場人物＞
デイジー・ジェームズ
・イラストレーター。

ザック（ザカリア）・ベネット
・歴史学者。

＜レビュー（多少ネタバレあり）＞
親友クリスティの叔父ザックは10年前、婚約者を亡くしたと聞かされます。それを聞いたデイジーは、

どんな女性
だったのかしら
ザックが
好きになる
女性って
･･･きっと
ギリシア神に
ふさわしい
アフロ
ディーテの
ようなー

出典：「愛の迷い子」

湖で裸のザックの姿を見ていたデイジーは、ギリシア神のようだと思っていました。少しずつザックのことが、気になっていく様子がほほえましく思えました。

ザックの住むお城にはある絵があります。その絵にまつわる出来事についてデイジーとザックはお互いの見解を話し合います。デイジーは複雑な心境のようでした。のちに真相が分かりデイジーの心が救われたようでホッとしまいました。

本当はやさしいザックと純粋なデイジーとのさわやかなお話に、特に後半のほうはステキなエピソードの連続で楽しい気分になれました。