<ハーレクインコミックス>
ロマンス小説家志望のヒロインは、執筆中のヒーロー像のイメージを掴めずにいた。
うまく表現できないヒロインは、友人からのアドバイスを受けて『つまり実在のモデルが必要ってことね』と思い立つ。
そんな中、通勤電車内でひときわ目立つ男性が目に入った。
颯爽とした立ち振る舞いに、まさにピッタリのイメージだと感じたヒロイン。
電車を降りた、その男性のあとをつけてしまう。
<登場人物>
ベイリー・ヨーク
・法律事務所の補助員。
・ロマンス小説家志望。
パーカー・デービットソン
・建築会社 社長。
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
ベイリーに対し最初は、警戒していたパーカーですが、手渡された小説の原稿を読み、ベイリーに協力してくれることになります。
ベイリーの意気込みに、圧倒されたような形ではありますが、パーカーはパーカーで、いきなり飛び込んできたベイリーに、興味を持ったのかもしれません。
ベイリーの小説のストーリーについてお互い案を出し合いながら、場面を作り上げていく様子は楽しそうで、さわやかでした。
何故ロマンス小説を?という、パーカーの質問にベイリーは、よく読んでいたからだと答えます。そのあと、
それに・・・
ロマンス小説は
必ずハッピーエンドに
なるでしょう?
ラストでいきなり
裏切るヒーローは
いないわ
現実の恋は
けっこう
シビアだから
よけい甘い夢に
憧れるのかも
しれないわ出典:「あなたはヒーロー」
これほど過去の失恋経験が、負い目になっているベイリーは、慎重にならざるを得ないようでした。
葛藤とか不安とか、そういった感情がベイリーの心の中にあるのと、それでもロマンス小説を書きたいというベイリーの気持ちとが、交差していたため今ひとつ踏み出せずに、時が過ぎていきます。
小説の執筆と合わせて、ベイリーの恋愛へと発展していくストーリーとが重なり合い、新鮮でおもしろかったです。
