<ハーレクインコミックス>
幼き頃のヒロインは、カファラー国の絵本を、眺めては想像をかき立てていた。
やがて辞書を片手に翻訳しながら、その内容に触れるたび魅了されていった。そこにあこがれを抱く。
大人になったヒロインは、カファラー大使館の地下で研究員として働いている。
その日もカファラーの古い愛の詩を、どう訳するか胸をときめかせていた。
そこへ面識のあるカファラー国王が、訪ねてきた。大切な話があるという。
<登場人物>
ジェーン・スミス
・駐英カファラー大使館の研究員。
ザイード・アル・ザウバ
・カファラー国王。
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
ジェーンは妹のためにザイードと、契約結婚をすることにしました。
最初の頃はお堅く地味で、几帳面さが際立つジェーンですが、偽りとはいえ国王の王妃となったことにより、聡明で美しい女性へと、変身していく夢のようなストーリーはとてもロマンティックです。とくに、
あなたの行く道が
花と水に満ちたもので
ありますように出典:「鷹の王とシンデレラ」
とカファラー国の古いおまじないをジェーンが、ザイードにささやくシーンは、過去と今をつなぐ象徴的なシーンのように思えました。
なんてステキなのでしょうか。
純粋なほど純粋なジェーンを、気になっていくザイードの数々の驚愕シーンも、おもしろかったです。
またザイードがなぜ鷹の王と、称されているのかも分かり、ナルホドと納得しました。
テンポのよい会話が心地良く、楽しかったです。まさにシンデレラストーリーでした。

