<ハーレクインコミックス>
院内では、回診時間が近づいている。もうすでにスタッフたちは、ティータイムを終えていた。ヒロインがカップを片付けようとしたとき、ヒーローにぶつかり転んでしまう。
次の日の休日、ヒロインの叔父の家で従妹の誕生日パーティーが開かれることとなった。ヒロインは地味なドレスに身を包み、目立たないようにしていた。
たまたま出席していたヒーロー。ふいにヒロインの姿が目に入る。ヒロインだと気付いたのか?
その後、院内の廊下ですれ違いざま、ヒロインに気付いたヒーローは足を止め、いろいろ尋ねてきたがヒロインは突然のことに、何も答えられずキョトンとした表情をしてしまう。
出典:https://renta.papy.co.jp/renta/
<登場人物>
ベアトレス・タヴトン
・愛称 トリクシー。
・見習い看護師。
クレイシー・ヴァ―ン・ダ・ブリンク・スカ―クスマ
・ドクター。
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
トリクシーを、食事に誘ったクレイシーは、その席でプロポーズをします。
気配り上手でやさしい見習い看護師のトリクシーに対し、ドクターのクレインは自分の妻には、君がふさわしいといいます。
このクレインが妻に求めているものが、
・社交的に人と、つき合いができること。
・執筆に専念できる環境に、煩わしさがないこと。
・多忙なため、二重生活になることへの理解。
・雑事全般をこなせること。
でした。逆におもしろいな~と思い、ストーリーが楽しみになりました。
結婚から始まるお2人の生活は、どうなるのだろうと思いました。
クレインの性格上、安易に愛を語るようなことは、しないだろうとも思えました。
それを静かに受け入れるトリクシーもまた妻というより、執事のようにサポートすることと決めたようですね。
紳士的な振る舞いをする物静かなクレインと、控えめで慎み深いトリクシーとは、割り切った関係が続いていきますが、内に秘めている思いはどうなのでしょう?
やがてトリクシーはクレインに、はっきりと自分の気持ちを、ぶつける日がきます。
トリクシーの感情が、涙に変わった瞬間を見たクレインの行動がステキでした。
ここから始まるお2人の結婚生活は、きっともっと輝いていくことでしょうね。