<ハーレクインコミックス>
我慢強く清楚で心やさしいヒロイン。冷酷無慈悲に見えるヒーロー。15年ぶりの再会は真実を知るための始まりだった。
同時にそれは封印していた思いが少しずつよみがえっていくことでもあった。
出典:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/
<再会>
イザベルとイザベルの母は、ある事件で訴えられていた。罪状は架空の投資話によるサギ事件に関与した疑い。
イザベルは母の容疑だけでも晴らしたかったため担当検事のエミリオの兄に口添えをしてほしいとエミリオにお願いした。エミリオとは15年ぶりの再会である。
<登場人物>
イザベル・ウィンスロップ・ベッツ
・未亡人。
・サギ関与が疑われている。
エミリオ・スアレス
・石油会社 最高財務責任者。
・最高責任者 候補。
<レビュー(多少ネタバレあり)>
再会後、エミリオはイザベルに取引きを持ちかけます。エミリオが条件を提示したとき契約結婚?と思いきや家政婦として働くことに意表を突かれました。
内心「あっ違った・・・」と思い「なぜ?」と次の話の展開に興味津々となりました。
家事をほとんどしたことのないイザベルは、次の日から家事全般に悪戦苦闘することになります。一生懸命に頑張る様子はイザベルの性格が出ているのでしょうね。
また愛というものを閉じ込めて生き続けてきたイザベルは、つらいとか苦しいとかそういう言葉を口に出さずひたすら耐える女性であり、その分心の強さも感じます。
イザベルがなぜ、駆け落ち寸前のエミリオを裏切る形となって他の人と結婚したのか、ですよね。ここに、この物語のナゾがあるわけですが…。そして、
何とひき換えに
しても
僕は決して
この手を
放さない
からな出典:「億万長者の秘密の家政婦」
エミリオはイザベルの手を取り、そういいます。これがエミリオの心のすべてでしょうね。過去の出来事の真相が明かされ、深い愛情によって再び歩み出すお2人のステキなストーリーに癒されました。
MEMO:関連作品
Black Gold Billionairesシリーズ
1 許されない一夜の情事 サクヤカイシ/ミシェル・セルマー
2 億万長者の秘密の家政婦 秋乃ななみ/ミシェル・セルマー
3 オフィスの秘め事 秋乃ななみ/ミシェル・セルマー
4 ボスの優雅な私生活 竹内未来/ミシェル・セルマー