<ハーレクインコミックス>
元々クリスマス嫌いな上、弟の命日でもあるクリスマスをますます毛嫌いしているヒーロー。
3年ぶりの再会で、その弟を死に追いやったとされるヒロインは、少女から大人の魅力的な女性へと変わっていた。
今年は弟を偲ぶ、クリスマスに・・・。
そしてそれはヒロインのある真相が明かされる日でもあった。
出典:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/
<再会>
アヴァは刑期を終え出所した。飲酒運転により、親友を死なせたというが事故状況を思いだせずにいる。
社会復帰支援活動で、元受刑者のアヴァは有名企業で働くことになった。
会議室でアヴァは、思いがけない人と再会する。亡くなった親友の兄ヴィートだった。
<登場人物>
アヴァ・フィッツジェラルド
・元受刑者。
ヴィート・バルビエーリ
・大企業 経営。
オリ―(オリヴァー)・バルビエーリ
・故人。
・ヴィートの異母弟。
・アヴァとは親友だった。
<レビュー(多少ネタバレあり)>
クリスマスが嫌いなはずのヴィートが何故かアヴァに、クリスマス・パーティーの準備を依頼します。ヴィートの屋敷に移り一人部屋でプランを考えている最中ふと、
3年前ハッキリ フラれて
あんな事件を起こして
彼の事はすっかり諦めたはずなのに
どうしよう
まだ
こんなに好き
ううん
前より好きに
なっている
胸が苦しく
なるほど出典:「キスの記憶は消えない」
アヴァは、せつない思いをひた隠しにしているようでした。アヴァの素直な本心は、儚さと強さとが行ったり来たりを、繰り返しているような気がしました。
ロマンティックな場面や感動的な場面、アヴァと家族との再会、ヴィートに出現した神秘的な様子など、アップテンポなストーリーの展開に引き込まれてしまいました。
アヴァが幸せになって本当によかったと思います。ステキな愛のクリスマス・ストーリーに心が温かくなりましたよ。