消えたファンタジー／高井みお／ジーナ・ウィルキンズ

＜ハーレクインコミックス＞
ロマンス小説のベストセラー作家のヒロインはスランプに陥っていた。
『あの日からすべての夢が消えてしまったみたい』

そんなときヒロインは、母に連れられチャリティ・パーティーのオークション会場にいた。2日間ゴージャスな独身男性を独り占めできるデートの権利。ヒロインは、それを手にしたのだった。

出典：https://ebookjapan.yahoo.co.jp/

消えたファンタジー　試し読み

＜登場人物＞
クリスティン・コール
・ロマンス小説家。

ペリー・グッドマン
・選挙陣営　対策参謀。

＜レビュー（多少ネタバレあり）＞
落札されたぺーリーはキュートな笑顔が魅力的男性でした。

そのペリーにとって今夜のパーティーへのエスコートは、仕事の一環ととらえていたようです。

それでも、会話すらしていないドレスアップしたクリスティンの手を取りペリーは、

今宵はあなた
だけのもの

どうかこの僕と
素敵な夜を

出典：「消えたファンタジー」

なんてやさしく、なんてジェントルマンな対応なのでしょうか。この一瞬の間がスキです。

ペリーのリードで2日間のデートは進んでいくのですが、クリスティンは夢のようなファンタジックな世界に幸せを感じていました。こちらまで楽しい気分になれました。

デート期間が終わりファンタジーの消えた2人は、自分たちのそれぞれの現実に戻ります。

そして一歩踏み出せないクリスティンに対し、ペリーはクリスティンのことをもっと知りたいと思うのですが。ペリーの仕掛けるプレゼント演出がロマンティックで心に残りました。

あの会場で目が合った瞬間、2人の運命が音を立てて動きだしたんですねー。

ほんわかしつつ、ヤキモキしつつでおもしろかったです。