<ハーレクインコミックス>
愛そのものを信じていない独身主義のヒーローが、明るく自立心のあるやさしいヒロインと出会う。
フィアンセのふりから始まった2人の間に流れるためらいの日々。
出典:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/
<出会い>
その日ジャックは、ある会社で副社長としての面接を受けていた。社長はジャックに経歴は申し分ないが・・・とあとの言葉をにごす。
会社を出たあと、腑に落ちないジャックは仲介をした友人に電話をし、いきさつを説明した。
その後、ジャックはカフェに入る。カフェの店内で子供がウエイトレスのテスにぶつかり、そのはずみでトレーごとチリソースが引っくり返り、ジャックの上着にかかってしまった。それがジャックとテスとの出会いだった。
<登場人物>
テス・ドノヴァン
・カフェのウエイトレス。
・夜学で勉強中。
ジャック・マリス
・ファウスト社の将来の社長候補。
<レビュー(多少ネタバレあり)>
ジャックはテスと家族の様子を見て、
家族・・・信頼 安心 絆
きっと愛はその中から生まれるのだろう
その愛の中で育ったテス出典:「フィアンセは当店で」
ジャックは自分とは、無縁だと思ったのかもしれません。ジャックは自分の家族との関係が、複雑だったので、そんなふうに思ったのでしょうね。
スマートで洗練された大人の男性というイメージのジャックなのですが、恋愛に関しては自分の気持ちを否定し続けることで、むしろ誠実さと純粋さを感じました。
テスはテスでせつなさともどかしさを、感じていたように見えました。
なかなか思うようにいかない様子を、逆に楽しみながら読ませていただきました。加えて家族愛が伝わってくる愛いっぱいのクリスマスストーリーで、ジャックがテスの家族の一員になれてよかったな~と思いました。