<ハーレクインコミックス>
そこは病院の一室だった。
かすかに誰かが呼ぶ声がする、、、。
なんだか、ひどく頭が痛い、、、。
そんな夢うつつの状態から、ヒロインは目を覚ます。
1人の男性が、ヒロインを見つめていた。その男性に名前を呼ばれても、ヒロインは何一つ思いだせなかった。
記憶喪失
出典:https://renta.papy.co.jp/renta/
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<登場人物>
シェリー・デュボア
・ラウールの妻。
・元モデル。
ラウール・デュボア
ワイナリー経営。
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
記憶のないシェリーに、ラウールは出会った頃のことや、同居している家族のことなど話します。
夫婦であるはずなのに、よそよそしいラウールの態度に、シェリーはとまどいます。
退院し住居であるお城にいくのですが、家族たちには歓迎されていないように、シェリーは感じたのでした。
予想外のことが次々と起こりますが、シェリー自身が見せるさり気ないやさしい気配りに、このまま記憶が戻らないほうがいいと、周りが思ってしまうほどでした。
読んでいて以前のシェリーは、どんな人だったのだろうと思いました。
ある日ラウールは、自分の目に映る光景に、釘付けになります。
目覚めると
別世界に
来てしまったかの
ような出典:「わたしの中の他人」
それは望んでいた世界であり、奇跡のような出来事が、そこにあったようでした。印象深いシーンでした。
そして一番のナゾは、シェリーは本当のシェリーなのか、それとも別人なのか。
うっすら頭に浮かぶ違う風景もあるシェリーですが、このあたりが早く知りたいところでした。
サスペンス的な要素もあり、解き明かされていくナゾと共に、心が癒されるファミリーストーリーが楽しかったです。とても読み応えのあるストーリーでした。
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