<ハーレクインコミックス>
再会したヒロインは、記憶喪失だった。
我がままでセクシーさを武器にしているヒロインを知るヒーローは、冷たい態度で接する。
やがて記憶喪失のヒロインのやさしい慎み深さに、ヒーローは惹かれていくが、その反面とまどいの日々を送る。
<登場人物>
リン(リネット)・シェリダン
・記憶喪失。
ジェイク・フォレスター
・画家。
<レビュー>
(多少ネタバレあり)
立ち煙る霧の中、目が覚めたリンは自分がどこにいるのか、分からないでいました。
そこへジェイクが、転倒している車を発見し、声をかけました。
ジェイクは、リンの姿に驚き、そして顔を曇らせながら、リンを知っているかのような言い方をします。
何も分からないというリンに、ジェイクは自分の家に、連れていきます。ジェイクは、だいぶ不機嫌です。どうしてだろうと思いました。
記憶喪失のまま過ごすリンは、ジェイクの家で家事を楽しそうにしながら、しっくり馴染んでいきます。セクシーさは皆無のようです。
控えめで始終落ち着きのあるリンと、ジェイクの落ち着かない様子に、どのようなストーリーになっていくのだろうと楽しみでした。
やがていろんなことが分かる日がきます。そして、画家であるジェイクにリンは、
絵を描いて
出典:「鏡の中の女」
と自分をモデルにして、描いてほしいといいます。
その絵を見れば真実が見えると・・・。リンはジェイクの心を確かめたかったようです。ここは感動的でした。
静かに流れていく時の中、お互いがお互いを知っていく愛のストーリーが、とてもステキで癒されます。
何度、読み返してもイイお話だな~と思います。しっとりとしていて大好きです。

